インプラント治療の成功を期間という観点から見ますと、それまでの治療よりも、むしろそこから先のメンテナンスの仕方のほうが重要だと言っても差し支えないでしょう。これからのメンテナンスは、歯科医まかせではなく、当人が主体となって行わなければいけません。自分の健康を守ることができるのは、自分自身であるという原則を留意しておきましょう。静脈内鎮静法は、歯の治療がとにかく怖いという方に対して、歯を抜いたりする手術、1~2本のインプラントを埋め込むような場合に用いる麻酔法で、無痛的に治療を受けることができるのです。
この方法を用いる場合は、インプラント治療の前にまず超短時間作用型のベンゾジアゼピン系麻酔薬でミダゾラムという薬を静脈注射するというものです。これにより1時間くらいは、うつらうつらする状態を作り出すことができるということです。インプラントの治療では、技術的な失敗もあります。元々の植立方向や位置に問題があって、インプラントは骨と結合しているにもかかわらず位置が悪いために使用できないことがあります。
これは、初期の診断に問題があるようです。被せ物で方向を修正して見た目を改善するか、それでも無理な場合はインプラントを取り外して再度植立することになります。インプラントの治療後24時間は、うがいをできるだけしないほうが良いでしょう。麻酔が効いている間は、誤って舌や頬、あるいは唇を噛んでしまいますから、食事は摂らないようにしましょう。術後の当日は、歯磨きは避けて、翌日から腫れや痛みを避けて磨いてください。
2~3日はスープやおかゆなど柔らかいものを食べるようにしましょう。また、手術当日はシャワー程度にして、2週間はアルコールや喫煙などは控えて体調を整えることを心がけましょう。インプラント治療によって精神的効果が得られます。再生不可能な永久歯を失ってしまったという喪失感、入れ歯をしなければならないという屈辱感から解放されることは、何よりも大きい効果になるかもしれません。